京都・長岡京にある寄宿制の禅の学び舎

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平塚景堂塾長による「法話会」を開催しました

2025年11月8日(土)、平塚景堂塾長の就任後、初めてとなる法話会を長岡禅塾で開催しました。

法話とは、僧侶など仏教に携わる人が、一般の人々に仏の教えをわかりやすく説き、日々を生きるうえでの指針や気づきを伝える場です。長岡禅塾ではこれまで、歴代塾長や禅塾にゆかりのある僧を招き、定期的に法話会を開いてきました。

この日は、普段から禅会に参加している方々や関係者など、約40名が集まりました。参加者はまず書院(座敷広間)でお茶をいただき、その後、禅堂で坐禅を行った後、平塚塾長によるお話を拝聴しました。

平塚塾長は、相国寺塔頭・養源院の住職も務めていることから、はじめに相国寺と長岡禅塾のゆかりについて紹介。その後、平安時代から近世に至るまで、時代とともに変化してきた仏教の信仰のかたちをたどりながら、現代社会における禅の意義について語りました。

塾長は、「人間として生まれながら、真理に目覚めることなく一生を終えるのは惜しい。今この瞬間に、自分の心を信じ切り、本当の自分を見つけることが大切である」として、何者にも依存しない“本当の自分”を見いだすことの重要性を説かれました。

その手段として、最も素朴で確かなものが坐禅であるとし、一日一度でも、すべての縁や迷いを断ち切り、自分自身と向き合う時間を持つことの大切さを語られました。自らを静かに見つめ、心の奥にある「本当の自己」に出会うために――禅は、今を生きる私たちに深い示唆を与えてくれます。

▼ 法話会の全編はこちら

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